ママはプールや海で何着るのが正解?産後もビキニはアリ?母親135名の水着選びの最新事情を調査し、ママの“水際ドレスコード”を明らかにします。
今年も夏が来た!
今年も海開き・プール開きの時期がやってきましたね。暑い夏、「泳ぎに行きたい!」とねだる子どもたちと一緒にプール再デビューするママも多いはず。久しぶりに泳げるのは楽しみな反面、子連れでプールや海に出かけようとした時、みんな深く悩むのが「水着選び」なんです。
なぜママの水着選びは難しいのか?
スタイリストで自身も一児の母であるMikoさんによると、ママの水着選びが難しいのには理由があるそうです。
プールや海水浴場では、肌を露出したファッションが「基本」となります。だから、ビキニやワンピースタイプの水着で肌見せすると、若々しく涼しげな印象になります。オシャレやモテ、“映える”ことなど、他者からの評価を優先するなら潔く肌見せするのがベストなんです。
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でも、母親になると「肌の露出はできるだけ抑えたい!」と考えるようになります。なぜなら私たちは、抱っこした時にポロリする危険があるビキニは避けたい、産後のふっくらボディを隠したい、紫外線から肌を守りたいと思うもの。それに、セクシーな水着でママ友に会うのは気まずいし、他のパパや男性の視線も気になりますよね。様々な条件を総合すると、ママはできるだけ露出の少ないスイムウェアを選びたいと思うのが当然!
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「オシャレ感を優先したらビキニだけど、肌は隠したい。かといって全身ラッシュガードはダサい?」と、『見せると隠す』の狭間でママの考えは堂々巡りし、何を着るべきか迷いに迷うようです。母親になると水着選びに悩んでしまう理由、それはプールや海での肌見せのさじ加減がとても難しいからなんです。
みんな何着てる?ママのリアルな水着事情
そこで、ママキレイ総研では、30代・40代のママにアンケートを実施し、今どきの水着事情をリサーチ!プールや海水浴場におけるみんなの肌見せ度合いを分析し、ママの“水際ドレスコード”を明確化しました。
みんな泳ぎに行ってる?
3・40代のママ270名のうち、この5年間でプールや海に行ったママの比率は、ちょうど半分の135名でした。子どもの年代で見ると、小学生ママが最も遊びに出かける比率が高く、67%にのぼる人が子連れで泳ぎに行っているようです。
水着派?それとも洋服派?
では、みんなはプールや海水浴場で何を着ているのでしょうか?「この5年でプールや海に行った」と回答した135名に、「水際では何を着て過ごすか」尋ねたところ、9割にのぼる大多数の人が水着で過ごすという結果に!子どもの水遊びはパパに一任する「洋服派」は少なく、子どもと一緒に水に入って楽しむ「水着派」がほとんどのようですね。
ママの水着コーデランキング!
ここからは実際にどんなタイプの水着を選んだのか、ランキング形式で発表します。併せて「ママ達が目撃したイタい水着の着こなし/ステキな着こなし」、「スタイリストからの水着選びアドバイス」もご紹介!
第1位は、露出が最も少ない「上下隠す派」でした!ラッシュガードやスパッツ、“水陸両用”のTシャツや短パンなどを着て、上半身も下半身も隠すママが33%に上りました。「最近、ママのほとんどがラッシュガードにタイツのような無難な格好になった(大阪府・40歳・小学生ママ)」と言われており、地元プールで浮かない母親らしいスタイルが“最大派閥”になっているようです。
\ スタイリストからのアドバイス /
上下隠すスタイルは主流派ではありますが、リゾート感のある海外ビーチやホテルのプールにおいて隠しすぎはNG!ラッシュガードで頭の上から足の甲まで完全防御する“モジモジ君”スタイルは、本人にとって実用的ではありますが、周囲には暑苦しい印象を与える恐れが。「気になるお腹まわりは隠しつつも、ふくらはぎと足首は出す」というように、場の雰囲気を壊さない涼しげな水着コーデを心がけるのが大人のマナー。
第2位は、水着の上にラッシュガードやTシャツなどを羽織る「上半身だけ隠す派」でした。水に入っても視線や紫外線を浴びる上半身はガードしながら、下は水着のみという抜け感のあるスタイルも人気があるようです。
\ スタイリストからのアドバイス /
実用的でありつつ、「見せる」と「隠す」のバランスが取りやすいのが、「上だけ隠す」スタイルなんです。一昔前まで、水着の上に羽織るものというと、地味なラッシュガードだけでしたが、最近は種類が豊富に!サーフガール風ラッシュガード、Tシャツやレースガウンなど洋服見えする“水陸両用”のトッパーがたくさん販売されています。中に着るビキニや体型に合わせてコーディネートすると、オシャレ見えが叶いますよ。
第3位は、ワンピースタイプの水着を単品で着るスタイルでした。「同世代ではワンピース型の無難な水着が多かった(大阪府・47歳・小学生ママ)」というように、産後のお腹をさりげなく隠せるワンピース水着は、ママの強い味方!
\ スタイリストからのアドバイス /
「ママだけど、ラッシュガードなしで水着を着たい」という人は、露出が少ないワンピース水着にぜひ挑戦してください。うれしいことに、ワンピースタイプの水着は、2018年流行中なんです。二の腕が隠せるオフショルタイプ、お尻周りにスカートが付いたタイプなど、体型カバーとオシャレを両立したワンピース水着が今年は豊作!
第4位は、ラッシュガードを羽織らない「ビキニのみ」というスタイル。産後も露出度高めのビキニを着る人は、全体でみると8%と、やや少数派のようです。
\ スタイリストからのアドバイス /
若々しくカッコよく着こなせば、みんなの視線を集め「憧れの美人ママ」になれるビキニですが、デザイン選びには注意が必要です。目のやり場に困るようなセクシーすぎるデザインは、「ママになったのに気負いすぎ」と悪目立ちする危険性大!胸元やお尻などの露出が少ない上品なビキニを選ぶようにしましょう。
そして第5位は、上半身部分がタンクトップになっており、腕は出しながらも体型カバーできるタンキニでした。ほどよく肌見せできるため、一時期ママたちがこぞってタンキニを着ていましたが、この数年、タンキニ人気はやや下火。タンキニ派は、トレンドのワンピース水着に移行しているようです。
そしてラストは、上半身はビキニだけで、下だけ短パンやパレオなどで隠す派でした。みんなが隠しがちな上半身をあえて水着だけにすることで、健康的な肌見せができます。
30代と40代で水着選びはどう変わる?
30代と40代で大きなギャップがあったのは、「ビキニのみ派」でした。前述のとおり、「ビキニのみ派」は全体では8%という結果でしたが、30代前半ママだけでみると、なんと3人に1人がビキニのみ!しかし、アラフォーを迎えるとビキニのみ派は減少し、40代後半には0%に!アラサーママであれば、ビキニのみもアリのようですが、40代ママの場合、色々な意味で目立ってしまう可能性があるようです。
おすすめ”服見え水着”ブランド
今季は、ちゃんと泳げるのにプールサイドでオシャレ映えする“服見え水着”が大豊作!スタイリスト大注目の2ブランドをご紹介します。1つ目は「長く愛用できるものがほしい」という人向けのハイクオリティブランド、2つ目は「トレンド感と安さ重視!」という人向けのプチプラブランドです。
上質&ベーシック派向け
上手に肌見せしているのに、地元プールでも浮かない水着が見つかるブランド、それが「green label relaxing」です。
気になるお値段は、7,000円~9,800円といったところ。リッチ感のある素材&シックで飽きのこない水着は長く愛用できるから、この価格ならむしろお買い得!
手持ちの水着にオンするだけで今っぽさを出せるのが、大注目のオーバーサイズのラッシュガード(※上記)。ハリ感のある素材を使用しているため、肌にフィットしすぎず、スウェット感覚で着こなせます。「独特のピタピタ感」に抵抗を感じるラッシュガード難民を救う逸品です。こんな洋服ライクな水着があれば、ママ友との水際外交もスマートに乗り切れるはず!
プチプラ&トレンド派向け
トレンドを上手に盛り込んだプチプラ水着を探しているママにおすすめなのが、ファッション通販ブランド「titivate」です。
titivateの場合、ビキニならおおむね3,000円台、セールを狙えば1,000円台のものも!上記の今っぽゆるラッシュガードは2,000円前半で手に入るから、プールに行く直前の衝動買いでも怖くない♡
こちらの水陸両用Tシャツ&ショーパンとビキニの4点セットは、5,000円台!バックリボンを配したり、流行のギンガムチェックを使ったりと小技を効かせているから、プチプラなのに高見えが叶います。生地や縫製がしっかりしていて、ホールド感もあるので、やんちゃな乳幼児ママでも安心して着ることが可能。
みんなの水着事情から導き出す「水際ドレスコード」
みんなのリアルな水着事情を元に、ママキレイ総研的「ママの水際ドレスコード」を設定!
・ラッシュガードやトッパーを羽織って上半身を隠すのが、母親の基本スタイルです。もし上下共に隠す場合は、自分の装いが周囲からどう見えるか気を配り、夏の海やプールにマッチした涼しげなコーデを心がけるようにしましょう。
・羽織りナシで水着のみで楽しみたいなら、上品な肌見せできるトレンドのワンピース水着が今年はおすすめ!30代前半のママの場合、ビキニもOKです。ただし、母親らしい落ち着いたデザインを選び、きちんと体型管理するのが大人のたしなみです。
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調査方法:インターネット調査
分析対象:日本在住の子供のいる30代・40代女性270名。水着事情については、「直近5年間プールや海に行った人」175名の回答を集計。
調査時期: 2018年5月
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