シーズンが終わったテニス界は来年に向けての休息と調整の時期に入っています。2022年は新世代のヒーローが彗星のごとく現れたことで、世代交代を強く印象づけた年になりました。年明け1月に始まる新シーズンに向け、数々のドラマが期待されるところでしょう。この記事では、テニスの4大大会の違いに加え、楽しみ方をご紹介します。
テニスの4大大会とは?
テニスの試合は年間を通じて数多くありますが、中でも一番有名なのが4大大会と呼ばれるものです。注目度が高いため、最近ではブックメーカーなどもこういった世界大会をどんどんサービスに取り入れる様にしています。この4大大会にちなんだ言葉として「グランドスラム」という単語が有名ですが、この言葉は4大大会を制覇したプレーヤーに贈られる称号を指します。4大大会で良い成績を収めれば世界ランキングにも影響し、ランキング上位のプレーヤーは予選免除やシード獲得など、多くの恩恵が受けられます。そんな4大大会の特徴をご紹介しましょう。
全豪オープン
4大大会の中で最も開催時期が早い1月に、オーストラリアのメルボルンで開催される大会です。1月のオーストラリアは夏にあたり、欧州を拠点とする多くのプレーヤーにとっては気候の違いも大きな試練になる大会です。
全仏オープン
5月から6月にかけて、フランスのパリでおこなわれる大会を全仏オープンと言います。他の大会と大きく違う点は、コートが土でできているクレーコートでの試合であることです。クレーコートはラリーが続きやすいことから、体力や精神力、技術力も必要とされる、最も過酷な大会と言われています。
ウィンブルドン選手権
古い歴史を持つ大会で、毎年7月にイギリスのロンドンでおこなわれます。格式と伝統を重んじる大会で、選手は白いウェア着用が義務づけられます。4大大会の中では、この大会で実績を収めることが最も価値が高いとされています。
全米オープン
毎年8月にニューヨーク郊外でおこなわれ、最も賞金が高く、お祭りムード満点の大会になります。観客動員数も最も多く、2022年は25,000人が観覧しました。
テニス界の新星!カルロス・アルカラスの素顔は?
これまで20年間、BIG4と呼ばれる4人の選手が優勝を独占してきた4大大会ですが、2022年はカルロス・アルカラスが19歳でグランドスラムを達成し、世界ランキング1位に躍り出ました。2003年以降、77大会のうち66大会をフェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーの4人の選手が優勝をほぼ独占してきましたが、ナダル以来初の10代でグランドスラムを達成したカルロス・アルカラスの台頭で、テニス界の世代交代が始まったと言えるのではないでしょうか。
「強い選手であり続けるために準備をしなければならない。誰もが僕を倒したいと思っているんだから」と言うカルロス・アルカラスの、王者の地位に真摯に向き合う姿勢は新世代のヒーロー誕生を印象づけたことでしょう。
世代交代でテニスの見方が変わる?新世代の楽しみ方
テニスの楽しみ方は、以前は現地で観戦する他、地上波で人気のある試合を観戦するといった楽しみ方が主流でした。今は、月額料金を払うことでさまざまなスポーツ大会の全試合を観戦できる放送があります。年間を通じて試合数の多いテニスについては、スポーツベッティングの人気も高まっています。その歴史は古く、ブックメーカーと呼ばれる企業が運営しています。
現在ではオンラインカジノサイトなどで遊べ、様々なブックメーカーが、勝敗予想の他にも多彩なベッティング方法を揃えています。テレワークの方も増えて、ちょっとした隙間時間に試合を見ながら仕事をするというライフスタイルも実現しやすいので、生活にこういったワクワクを取り込んでみるのも良さそうです。新しい有望な選手が登場することによって、勝敗の行方は複雑になり、ベッティングの醍醐味を最大限に味わえる状況になってきました。カルロス・アルカラスの登場でテニス界にも世代交代が始まったように、テニスの楽しみ方も世代交代の時期と言えるのではないでしょうか。
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